第170号(2020年9月)    
論説 落合弘樹 『評論新聞』にみる明治前期民間人のアジア認識 1-21
論説 足立洋一郎 近代初期盲(聾)教育における私立盲(啞)学校設立過程の特質 (1)-(22)
論説 堀井裕之 唐太宗・高宗期の帝陵陪葬墓の形成と氏族政策の展開
―太宗昭陵を中心に―
23-53
論説 蒲生侑佳 縄文時代前期における漆工芸技術の学際的研究 55-77
論説 ロバート・クック
佐々木憲一 訳
農耕民であることと農耕民になること
―オハイオ河中流域古代耕作地におけるミシシッピ文化期の始まり―
79-104
論説 川口太郎 日本におけるテレワークの展開とその地理学的意味 105-138
研究ノート 里舘翔大 御野国戸籍の寄人と造籍方針
―春部里戸籍・栗栖太里戸籍・肩々里戸籍の検討―
(23)-(54)
       
第170号別冊(2020年12月)    
論説 山地雄大 尖頭器石器群の発達と石材消費の展開 1-8
論説 榊原惇志 清代における楊光先事件の意義 ―典礼問題の前段階として― 9-20
       
第171号(2021年2月)特集:地域から描く歴史像  
巻頭言 野尻泰弘 地域から描く歴史像 (i)-(ii)
論説 黒滝香奈 近世後期における村方騒動と本家・別家関係
―越前国坂井郡野中村を事例に―
(1)-(25)
論説 坂本弘毅 安政期の老中家臣による蝦夷地調査の背景
―佐倉藩の事例を中心に―
(27)-(49)
論説 重田麻紀 毛利家家臣による知行地支配の基礎的考察
―永代家老益田家を例として―
(51)-(70)
論説 布施賢治 同郷会と教学刷新 ―米沢有為会による「興譲学」建設について― (71)-(98)
史料紹介 野尻泰弘
新井翠
播磨国林田藩の村々に関する一史料―「地方覚記」の紹介と翻刻― (99)-(132)
史料紹介 藤方博之 佐倉藩出羽飛地領締役の御用留「万手扣」 (133)-(168)
論説 柴田修平 足利義昭期の武家訴訟における禁裏の役割と叡慮の実効性
―戦国末期公武関係の一側面―
(169)-(195)
論説 箕浦絢 関東における古墳副葬鉄鏃の変遷 1-26
翻訳 N.N.ペトルヒンツェフ
訳・解説 豊川浩一
二つの近代化された軍事改革とロシア社会への影響 27-57
書評 高田馨里 藤田怜史著『アメリカにおけるヒロシマ・ナガサキ観
――エノラ・ゲイ論争と歴史教育』彩流社,2019年
59-65
       
第172号(2021年3月)    
論説 三澤拓弥 宇垣軍縮下の部隊廃止・転営に伴う各種式典の様相と部隊の「歴史化」
―地域社会との関わりを中心に―
1-26
論説 青谷秀紀 シスマのなかのフランドル-14世紀後半の政治と信仰をめぐって- 27-55
論説 小林嵩 関東地方における環状石器の基礎的研究 57-81
研究ノート 大城直樹 宮古神社移転顛末―予備調査報告― 83-97
書評 髙村武幸 大庭脩著『木簡学入門』志学社選書002,2020年11月 99-104
書評 秋山千恵 水野博子著『戦後オーストリアにおける犠牲者ナショナリズム
―戦争とナチズムの記憶をめぐって―』(ミネルヴァ書房,2020年)
105-112
       
第173号(2021年9月)    
論説 中島皓輝 平安期左右近衛府における機能転換の過程について
―年預官人の形成を中心に―
(1)-(26)
論説 岩本岳 1910・1920年代の永田鉄山
―教育系将校の国家総動員構想―
1-26
論説 李弘喆 『潜夫論』志氏姓考辨
―『世本』との関連性をめぐる一考察―
27-47
論説 佐藤晃太 ἀφαίρεσις考
―前4 世紀アテネにおける離婚と市民団―
49-78
論説 鰐淵秀一  18世紀北米植民地における農業改良と自然知識
 ―ペンシルヴァニア植民地の改良者を中心に―
79-102
論説 酒井祥子
佐々木憲一 訳
 アメリカ合衆国南西部ヴァージン・ブランチ地域における先史時代社会交流パターンと橄欖石を混和材とした土器の製作地の時間的変化 103-134
論説 畔蒜和希 地理学におけるケアサービス研究の論点 135-156
書評 Werner MENSKI Kiyotaka SATO(ed.)Memory and Narrative SeriesⅠNos. 1~12
  Research Centre for the History of Religious and Cultural Diversity,
  Meiji University, Tokyo, 2010 ~ 2020
157-168
       
第173号別冊(2021年12月)    
論説 佐々木良己子 ラームモーハン・ローイの藍プランテーション認識―19世紀ベンガルにおける近代化の一側面― 1-12
論説 冨田樹 筑波変成岩製埋葬施設の編年 13-25
       
第174号(2022年2月)特集:王清穆『農隠廬日記』からみる近代中国  
巻頭言 高田幸男 王清穆『農隠廬日記』からみる近代中国 i-iii
論説 小野寺史郎 王清穆『農隠廬日記』に見る1920年代の江南士紳 1-23
論説 小川唯 『農隠廬日記』にみる江浙戦争前後の江蘇エリートと「自治」の模索 25-52
論説 蕭明禮  1920~1930年代長江デルタにおける内河汽船航運会社の経営と
 地方士紳の社会ネットワーク
 ―『農隠廬日記』の考察を中心として―
53-80
論説 郭夢垚 『崇明県志』から見る清末における江蘇省崇明県の留日学生
  ―馮誾模と馮閲模を事例に―
81-102
論説 高田幸男 王清穆『農隠廬日記』にみる近代中国の移動と時間
―1919年2月~1921年2月の記録から―
103-137
論説 古川亮平 近代日本における旧身分意識と族称
―士族・平民の廃止について―
139-176
論説 牛瀟 元代山東の監察官と儒学政策
―関連碑刻の検討を中心に―
177-199
論説 張一聞 満洲事変後中国人留学生の帰国運動の再検討
―権利闘争を中心に―
201-220
論説 竹林香菜 関東地方東部における堀之内2式土器の成立に関する研究
―文様表出にみる土器製作技術の基層と地域性―
221-245
論説 柏瀬拓巳 茨城県南部における古墳出現期の集落出土土器編年 247-272
       
第175号(2022年3月)    
論説 小川貴至 幕末期の松方正義―薩摩藩史との相関性をもとに― (1)-(27)
論説 宮野悠 1880年代のプラハの越境するドイツ国民意識
―「読書・講演ホール」の「ドイツ人」大学生を例に―
1-31
論説 阿部芳郎
田村正樹
樋泉岳二
黒住耐二
松島湾周辺地域における土器製塩の展開
~林崎貝塚・清水洞窟貝塚・表浜貝塚における縄文晩期から古代の土器製塩~
33-62
論説 冨田樹 常総地域における後・終末期古墳の埋葬施設採用原理 63-88
論説 古間果那子 南武蔵における横穴式石室からみた人と情報の移動 89-122
研究ノート 野尻泰弘 一九世紀、播磨国林田藩における村役人の序列と特権
―史料の紹介と翻刻―
(29)-(57)
研究ノート 小谷怜央 鹿地亘のプロレタリア文化運動における「転換」と上海渡航前後の「一貫性」
―1937年までの文筆活動に注目して―
123-144
翻訳 オギュスタン・ベルク
荒又美陽 訳
『稲と流氷―北海道の植民地化と文化変容』より
  「技術と文化的選択」(衣食住)
145-165
書評 寺内威太郎  鈴木開著『明清交替と朝鮮外交』 (刀水書房,2021年) 167-173
書評 鈴木開 木村拓著『朝鮮王朝の侯国的立場と外交』 (汲古書院,2021年) 175-182
書評 菅原未宇 黒﨑周一著『ホメオパシーとヴィクトリア朝イギリスの医学
―科学と非科学の境界』(刀水書房,2019年)
183-186
       
第176号(2022年9月)    
論説 松山恵 明治初年東京の武家地処分と鉄道敷設事業 1-27
論説 鈴木直美 衣物疏からみた前漢末から魏晋にかけての納棺儀礼とその展開 29-54
論説 須崎成二 セクシュアルマイノリティの受入をめぐる日本の二重規範
―「地理的スケール概念」からみた難民認定・在留許可―
55-74
史料紹介 藤川真由 天正・慶長遣欧使節及び朝鮮人奴隷アントニオ・コレアに関するイタリア古文書 75-92
       
第177号(2023年2月)特集:合意の形成をめぐる世界史的探究  
巻頭言 青谷秀紀 合意の形成をめぐる世界史的探究 i-iii
論説 古山夕城 ドレーロス法碑文における‘pólis'とポリス
 ―アルカイック期クレタの共同体の合意に関する試論―
1-32
論説 鰐淵秀一 「聖なる実験」の終焉―ペンシルヴァニア植民地とレナペ― 33-59
論説 谷口良生 議員による決闘と議会政治
―フランス第三共和政前期(1870-1914年)における事例から―
61-86
論説 山田朋子 ロシア領ポーランド王国における地下教育・学習活動 87-112
論説 秋山千恵 1911年ドイツの職員保険法成立について
―その政治的・社会的位相―
113-144
論説 山本耕 1930年代の危機におけるユダヤ系フランス人の選択
―レモン・ラウル・ランベールのユダヤ人代表組織構想―
145-168
研究ノート 宮野悠 帝国議会における「ドイツ人」と「チェコ人」の政治的合意
―1882年プラハ大学分割論争と大オーストリア主義―
169-195
研究ノート 水野博子 オーストリア併合(アンシュルス)をめぐる合意調達のポリティクス・序説
―史学史的検討を中心に―
197-227
論説 岩本岳 第一次世界大戦と軍需工業動員法
―兵器民営をめぐる軍・経済界での議論を中心に―
229-256
論説 守屋豊人 北海道地方から東北地方における押型文土器の成立と展開 257-283
       
第178号(2023年3月)    
論説 赤井誠 文久・元治年間における三条実美の歴史的位置
―長州藩領滞在期に着目して―
(1)
論説 渡井誠一郎 戦間期における知識人の対外政策および国際秩序への認識
―高木八尺による議論を中心に―
1-27
論説 櫻井智美 『事林広記』に見る江南知識人の正統意識
―「地輿類」の分析を中心に―
29-53
論説 今泉和也 古典期後期ティカルにおける建造物類型からみた階層性 55-76
論説 松宮邑子 非集計データを用いたモンゴル国における地域間・地域内格差の検討 77-98
史料紹介 豊川浩一 18世紀モスクワにおけるペストの流行と暴動に関する史料 99-125
追悼文 石川日出志 大塚初重名誉教授のご逝去を悼む 127
追悼文 高波紳太郎 吉田英嗣教授のご逝去を悼む 128
       
第179号(2023年9月)    
論説 駒見和夫 『特命全権大使米欧回覧実記』における博物館思考の検討  1-24
論説 森島知之 明治前半期の会社形式による水道設置
―千川水道会社を例に―
 (1)-(26)
論説 張聖東 日本による「満洲国軍」に対する思想統制  25-44
論説 会田大輔 拓抜初の死―西魏宗室の粛清と歴史叙述―  45-66
論説 葛欣楠 日中戦争直前の広東における徴兵制の実施  67-94
論説 佐々木夏来 多雪山地における湿原の成立環境と気候変化への応答性
―地形場と土壌水分特性に着目して―
 95-122
研究ノート 廣田梨紗 19世紀後半ベルギー北部地域における地域・国民意識の形成
―フランデレン主義文化団体の競働性―
 123-156
研究ノート 桑村夏希 文様モチーフからみた関東地方における安行3c式副文様帯土器群の成立とその意義  157-168
研究動向 直井大河 「民族共同体」論における「ユダヤ混血児」研究の意義と課題
―B. マイヤーの研究視角を手がかりに―
 169-179
       
セル2