第21号(1967年9月)地理学特集  
論説 石井素介 九頭竜川における水利問題―発電と農業水利の競合を
めぐって―
1-30
論説 松田孝 明治・大正期の岩手県の工業 31-49
論説 渡辺操 北海道開発の地域的展開とその成果に関する研究 50-99
研究ノート 岡山俊雄 本邦氷河問題研究拾遺 100-116
資料紹介 小疇尚 太平洋の海底地形Menard,H.W.,"MarineGeologyof
thePacific"の紹介
117-129
       
第22号(1968年3月)    
論説 杉原荘介 銅鐸―その時代と社会― 1-48
論説 萩原龍夫 旧利根河畔の中世文化 49-85
論説 米倉豊 漢初恵帝期刑政考―いわゆる緩刑をめぐって― 86-110
論説 赤坂暢穂 諏訪における近郊農村の変貌―諏訪市湖南地区田辺の
実態―
111-142
史料紹介 岩田拓郎 フィロストラトス作『ヘロデス・アッティクスの生涯』 143-165
書評 黒川哲明
甲斐忠彦
河出書房刊『日本の考古学』全七巻 166-174
書評 高島緑雄 島田次郎編『日本中世村落史の研究』 174-179
報告 木村礎 学術会議と私学問題 180-182
       
第23号(1968年9月)藩政と藩領―内藤家文書研究特集―  
巻頭言 木村礎 内藤家文書の研究について 1-5
論説 煎本増夫 徳川氏譜代部将の創出過程―内藤氏を中心として― 6-22
論説 神崎彰利 初期藩政の一考察 23-43
論説 青木美智男
土井浩
近世初期岩城平藩における新田開発 44-69
論説 飯島端治 内藤延岡藩初期の農民闘争と領主の対応―寛延三~四
年宮崎郡五か村逃散をめぐって―
70-86
論説 渡辺隆喜 幕末期における延岡藩財政の特質 87-107
論説 圭室文雄 延岡藩における本末関係と寺檀関係―浄土真宗発願寺
改派一件―
108-120
       
第24号(1969年3月)    
論説 下出積與 祖先神の歴史的意義 1-38
論説 大塚初重
井上裕弘
方形周溝墓の研究 39-110
論説 青山治郎 明代景泰朝の団営について 111-132
論説 三宅立 ビューロー=カウツキー的情況成立の歴史的諸前提 133-189
論説 桜井正美 戦後北海道における開発事業と農業開発の展望 190-221
書評 遠藤元男 下出積與著『神仙思想』 222-227
書評 舟木義勝 小林行雄・杉原荘介編『弥生式土器集成』 227-231
       
第25号(1969年9月)古代史特集  
論説 遠藤元男 七世紀の大匠・将作大匠について 1-19
論説 山内邦夫 防人の守備地と出身地―池守清吉氏「諸国防人と筑紫
防人」の検討を通して―
20-56
論説 松崎つね子 陳勝・呉広の乱を起点とする社会的変動―秦漢交替期
の一考察―
57-100
論説 杉勇 Jadanana(キュプロス島)考 101-114
研究動向 志田諄一 大和朝廷の成立をめぐる問題 115-128
       
第26号(1970年3月)    
論説 佐々木正哉 潮州紳民の抗英闘争(1860-1869) 1-63
論説 門前博之 近世本百姓の形成に関する一考察―相州大住郡寺田縄
村を中心に―
64-127
論説 内田実 北海道酪農地域考 128-189
研究ノート 西田幸子 『労働者南部ロシア同盟』―ロシアにおける最初のプロレ
タリアート組織について―
190-213
資料紹介 杉原重夫 武蔵野台地の下末吉ローム層と地形面 214-220
追悼 岡山俊雄 渡辺操さんを悼む 221-223
       
第27号(1970年9月)特集・村落史の問題点  
論説 木村礎 日本村落史のこころみ 1-62
論説 後藤和民 原始集落研究の方法論序説―とくに縄文時代早・前・中
期を中心として―
63-124
論説 神崎彰利 戦国末期・近世前期の村落 125-143
論説 戸辺勝弘 幕末期における出奔人の存在形態―羽州村山郡前田沢
村を中心に―
144-164
研究動向 堀敏一 中国古代史と共同体の問題 165-183
研究動向 小室栄一 ポーランドに於ける歴史的記念物の調査と保存―特に城
郭を中心として―
184-195
       
第28号(1971年3月)    
論説 青山公亮 高麗の官人 1-12
論説 小林三郎 鼉竜鏡とその性格 13-30
論説 柴山正顥 古代国家と仏教―国家仏教の成立をめぐって― 31-56
研究動向 石井素介 西ドイツの大学―ボン滞在一年半の印象記― 57-71
書評 阪東宏 J・ヴィアトル著『民族と国家』 72-80
書評 山内邦夫 野村忠夫著『古代官僚の世界』 80-85
       
第29号(1971年9月)特集・民衆思想  
論説 大岩川和正 パレスチナにおけるユダヤ人入植村のイデオロギー的基
1-25
論説 横山十四男 江戸期における義民伝承形成の思想と階層 26-46
論説 長谷川匡俊 浄土宗檀林をめぐる民衆教化の諸相―江戸中・後期の
田舎檀林の場合―
47-70
論説 高坂和浩 親鸞の社会的受容について―武士階級を中心として― 71-82
資料紹介 萩原龍夫 民衆における「儒教以前」 83-89
研究動向 松崎つね子 後漢末の宗教的農民反乱―黄巾の乱と五斗米道― 90-107
       
第30号(1972年3月)    
論説 糸曽義夫 聖書主義Biblicismの終焉―イギリス啓蒙思想の一考察― 1-26
論説 原田道雄 関東地方の初期横穴式石室古墳 27-60
論説 宮川康 後進地山間部における地方銀行―愛知県北設楽郡稲橋
銀行の成立過程―
61-80
論説 森滝健一郎 都市化と小農経営の維持・解体―埼玉県の市町村別統
計にもとづく一試論―
81-132
研究ノート 阿部征寛 惣領制研究ノート―相良氏の場合― 133-150
研究ノート 池田清 李氏朝鮮における儒教倫理と天主教倫理―その相克の
一断面について―
151-166
書評 遠藤元男 志田諄一著『古代氏族の性格と伝承』 167-170
書評 下出積與 山本健吉著『大伴家持』 170-178
書評 神田信夫 佐々木正哉編『清末の秘密結社(前編)』 178-182